総社市新本で伝統の「義民祭」が開かれ地域住民が、江戸時代に生活のための山を命に代えて取り戻した義民4人衆を弔いました。
総社市新本の義民祭は江戸時代に起きた義民騒動を後世に伝えていくために毎年開かれています。今年も義民騒動で命を落とした義民4人衆の子孫や総社市の関係者などが新本小学校裏山の義民社に集まり故人の霊を慰め冥福を祈りました。
新本義民騒動は当時、新本地区を収めていた岡田藩が生活のための山への立入を禁止し住民の暮らしを苦しめました。その状況を何とかしようと4人の住民が立ち上がり命と引き換えに山を取り戻したという悲しい歴史です。
【インタビュー】新本義民奉賛会 山本会長
式典のあと、新本小学校の体育館では義民祭の歴史を紹介するオペレッタを児童が発表しました。オペレッタは毎年、全校児童で取り組んでいて今年も6年生を中心におよそ20分間義民騒動の歴史を演じました。
【インタビュー】訪れた人は・・・
日が暮れて行燈に火がともされると運動場に設置されたやぐらを囲み義民踊りを住民でおどりました。義民踊りは幼稚園、小学校、地区住民が義民祭にむけて練習を重ねて当日に臨み4人衆を供養していました。
【インタビュー】訪れた人は・・・
なお、義民祭の模様はKCT11chで特別番組として放送します。特別番組は「義民祭全体をまとめたもの」と「オペレッタ義民さま」の2本です。2本ともぜひ、ご覧になってください。




