まちづくりなど倉敷駅周辺の整備にむけた倉敷駅周辺総合整備計画の策定に向けた1回目となる有識者会議が開かれ、倉敷市から出された現在抱える課題などについて意見を交わしました。
会議に出席したのは学識経験者や経済・観光・まちづくり関係者交通事業者など10人です。倉敷市では、平成5年に「都市拠点総合整備事業計画」を策定し整備を進めてきましたが計画策定から20年が過ぎ、土地の利用状況や社会経済の変化にあわせ見直しを行おうと有識者に意見を求めます。会議ではまず、現在抱える課題が説明されました。主なものでは駅ビルの老朽化などで都市機能が低下していること土地の区画形状が悪く土地利用更新が起こりにくいことなどです。
また、交通面では山陽線踏切の交通遮断について触れ、駅の南北一体化への説明も行われました。こうした現状と課題の説明のあと駅周辺の将来像案について説明され有識者からは歩行者、自転車、自動車の動線をしっかりと考えなければ鉄道高架をしても成果が小さいものになる、まちづくりの観点からは中心地に「人が住むこと」「人が集まること」しか考えられておらず中心地で「人が働く」という点が欠けていると厳しい意見が出されていました。なお、倉敷市では有識者会議を今年12月までに4回開き今年度末までに総合整備計画を策定します。
次回会議は8月末に開催予定です。




