玉野公共職業安定所は高校生を対象にした就職セミナー「マリン玉野産業フェア」を開きました。
マリン玉野産業フェアは玉野地域の企業情報を紹介し雇用につなげようと毎年行われています。造船産業や繊維産業など玉野市内の企業11社が訪れた高校生や進路指導の教諭などに会社概要や採用状況を伝えていました。玉野公共職業安定所管内の高校生を対象とした求人数は今月15日現在、77件175人でこの数は前の年と比べ7割ほど増加しています。去年1年間の採用数が145人だったことから今年の採用状況は好調と言えます。ただ、新規学卒者の3年以内の離職率は高卒の場合は4割と高い水準であることから会場ではコンピュータを使った適性診断を行ったり職業安定所の職員が相談に乗ったりするなど採用された人が離職とならないようアドバイスを送っていました。なお、近年では就職を希望する生徒の多くが自宅から通える範囲での職場選びをしていることから造船業などではこれまで培った技術の伝承と企業発展のために地元採用に力を入れているということです。




