倉敷市が初めて実施した公共施設の屋根貸し事業で、まびいきいきプラザの太陽光発電システムの落成式が2日、行われました。
川辺駅そばにある まびいきいきプラザの屋根に設置された太陽光発電パネルは215枚で、最大出力は49・4キロワット。年間で一般家庭の20世帯分にあたる電力を発電できます。災害時に使用できる非常電源設備も設けています。屋根は倉敷市にある電気設備業者の三恭電設が20年間の契約で借りていて、パネルは業者が設置しました。業者は、発電した電力を中国電力にすべて販売し、その10%、年間でおよそ20万円を屋根の使用料として、倉敷市に支払います。真備町おなじみの「竹のオーケストラ」が花を添えた落成式には、関係者およそ30人が出席し、伊東香織市長と、三恭電設の瀬戸口香社長が、感謝の言葉を述べました。そして、ボタンを押して「まびいきいきソーラー発電所」と名付けた太陽光発電を稼働させました。この日は落成を記念したイベントも開かれ、太陽光の電気で削ったかき氷が振る舞われました。倉敷市では今後も、児島市民交流センター、真備総合公園体育館など、他の施設で屋根貸し事業を展開する方針です。




