今月倉敷市の小学生女子児童が下校中に男に連れ去られ監禁された事件を受けて、倉敷市内4つの警察署が合同で、通学路などへの防犯カメラ設置を倉敷市に要望しました。
倉敷市内4つの警察署を代表して、倉敷警察署の北村豊署長が倉敷市役所を訪れました。北村署長は、今回の事件を受け、警察でパトロールや子ども見守り活動を強化する方針を示しました。そのうえで、防犯カメラの設置について、犯罪行為の抑止や犯人の迅速な手配などに有効であると強調。河田育康副市長に、学校周辺や通学路への防犯カメラ設置を促進するよう、要望しました。倉敷市教育委員会によると、市内に63あるすべての小学校の正門にはカメラを設置していますが、北畝三丁目町内会が独自に付けたケースや、倉敷駅前商店街が迷惑行為への対策として配置したものを除いて、通学路にはほとんど設置されていないということです。なお岡山県では今年度から、1台15万円を上限にした、防犯カメラ設置の補助制度を設けています。今年度は1500万円分の予算を確保していますが、伊原木隆太知事は次のように語っています。ただ、補助金交付にあたって市町村が県と同じ金額を負担することを条件にしていることもあり、設置要望は今月24日までに5台分しか来ていないということです




