『海の日』に合わせ、磯や浜の生き物観察を通じて環境や水質保全の大切さを学ぶ「海辺教室」が、倉敷市児島通生の海岸で開かれました。
くらしき市民講座「海辺教室」は、倉敷市内の小学生以下の親子を対象に、平成15年度から毎年開かれています。12回目の今年は、13組38人の親子が参加して自然の海岸線が残る倉敷市児島の通生海岸で海辺に棲んでいる生き物を観察しました。観察会では、吉備国際大学の非常勤講師福田富男さんをはじめ、海洋生物や環境に詳しい有識者が講師を務めました。参加者は、5つの班に分かれそれぞれの講師の指導のもと潮が引いたあとの岩をひっくり返したり、潮だまりをさぐったりして海辺の生き物を探しました。網や、スコップ片手に探した結果、イソガニやイソスジエビ、ヨロイイソギンチャク、マハゼ、アマモ、アオサなど貝や、魚、海藻などが見つかりました。採取した生き物は種類別に図鑑で名前を調べたり海藻の標本を作ったりして瀬戸内海に生息する生き物への関心を深めていました。
【インタビュー】吉備国際大学・非常勤講師 福田富男さん




