夏の高校高野球岡山大会は大会2日目。倉敷マスカットスタジアムなど4球場で1回戦9試合が行われました。
倉敷市営球場で行われた第1試合では、倉敷鷲羽が津山東と対戦しました。試合は緊迫した投手戦になりました。鷲羽先発は2年生で背番号6の浜砂。浜砂は、緩急を使った低めを丁寧に突く投球で津山東打線に的を絞らせません。一方の津山東の先発も背番号6をつけた鳥越。序盤はランナーを背負うものの、粘り強い投球で鷲羽に得点を許しません。スコアボードには0が並び、試合は延長戦に入ります。息詰まる投手戦に決着がついたのは11回でした。津山東は、ヒット2本でチャンスを作り、1番安東が一死から送りバントを決め、ランナーはそれぞれ2、3塁に進みます。しかし、鷲羽の浜砂は、続く神浦を落ち着いてサードゴロに仕留め、ホームを踏ませません。そして、その裏。この回先頭の小玉はショートゴロ。これが悪送球となり、無死2塁とします。一死後、5番石原の時に、バッテリーミスが出て労せず3塁へ。ここで、津山東は満塁策をとります。鷲羽は、代打の山本を送ります。初球をたたいた打球はセカンドへ。ダブルプレー崩れの間に3塁ランナーがサヨナラのホームを踏み、鷲羽が劇的な勝利を収めました。




