トマト銀行の倉敷地区旗艦店となる倉敷営業部がきょう(14日)、倉敷市中央にオープンしました。
開店前にオープニングセレモニーが行われ、倉敷天領太鼓の力強い演奏で、スタートを華々しく彩りました。100人を超える関係者を前に高木晶悟社長が「積年の悲願だった倉敷営業部の開設は、みなさんのご支援のおかげです」と感謝の言葉を述べ、中川隆進会長、坂手計之取締役倉敷営業部長などがテープカットをして、倉敷営業部のオープンを祝いました。鉄筋コンクリート造り2階建ての倉敷営業部は、倉敷中心部の景観に調和した外観が特徴です。1階の店舗には5つの窓口を設け、広々とした待合ロビーを備えています。また、中四国の金融機関では初めて電子記帳台を設けました。これは、高齢者にも伝票が書きやすいようにと導入したもので、キャッシュカードなどを通して、画面にタッチペンで名前を記入すれば、簡単に伝票が作成できます。2階には、最大で150人収容できる多目的ホールを設けました。金融商品に関するセミナーや会議などで活用します。そして注目が、トマト銀行の歴史をまとめた資料室です。「倉敷無尽」として倉敷市に創業した1931年から、これまでの歩みをパネルで紹介。当時の金融機関としては斬新だった山陽相互銀行時代のポスターや、トマト銀行に改名した直後に使用していた女性用の制服など、貴重な品が並んでいます。そして、倉敷営業部の隣には、住宅ローンセンター倉敷を移転オープンしました。倉敷市沖にあった前の店舗に比べておよそ2倍の広さになっています。トマト銀行では、新設した営業部を倉敷本社と位置付け、常務を含めて30人の社員を配置しました。ソフト・ハードともに充実した基盤を設けたことで、これまで基盤の弱かった倉敷エリアのシェア拡大が期待されます。




