倉敷市のい草製品製造メーカーが、い草の香りに血が固まりにくくなる成分=血栓溶解酵素が含まれていることを発見し、倉敷市長に研究成果を報告しました。
い草の香り成分を研究したのは、倉敷市茶屋町早沖にあるい草製品製造メーカー沖宗の溝手久弥取締役です。倉敷芸術科学大学の須見洋行教授と協力して、い草の香り成分が、体内で血栓溶解機能を高めることを突き止めました。その物質をイグサリュパミンと命名し、アロマオイルとブレンドした商品を開発。集中力を高めたり、リラックス効果が期待できるなど、4種類のアロマオイルを発売しました。この日は、研究成果を伊東香織市長に報告し、イグラリュパミンのアロマテラピー体験を勧めました。アロマオイルを石に数滴垂らして、その香りを嗅ぐ方法で楽しむことができます。倉敷の地域資源でもあるい草に新しい価値が創造されたことに、伊東市長も興味津々の様子でした。商品は3か月ほど使用できる10ミリリットル入りボトルで、税込1万1880円から販売するということです。




