総社市の官製談合事件を受け、入札や契約について検証する、第三者で構成する委員会の4回目の会合が開かれました。市民などからの提言や要求などを受けた場合に市職員が記録する制度について話し合いました。
今回の審議は前回の委員会で意見の出た要望などの記録制度について市側が提案した概要について話し合いました。これまで総社市では市民などから要求や苦情などを受けた場合、職員が記録を残すことはなかったため、制度として定めようとするものです。示された案では、対応にあたった職員が不合理だと感じた要求を記録し、状況把握につとめること、組織として対応することを基本とする目的で実名で報告・記録することなどがあげられました。委員からは、「市には要望や苦情が多く寄せられると思うが、本当に対応できるのか?」「記録制度をスタートさせるにあたりもう少し具体的にスケジュールを出してほしい」などの意見が出されました。総社市では、意見を踏まえて市職員へ周知し、まずは試験的に記録制度を始めたい考えで、今年度中に制定を目指しているコンプライアンス条例とあわせて正式にスタートさせたい考えです。次回、5回目の委員会は7月14日に開催されます。




