岡山県中学校野球の備南東地区予選が6月20日から24日まで倉敷市内4球場で行われました。熱戦を制したのは総社西中学校でした。
決勝戦に進んだのは総社西中学校と倉敷西中学校です。先攻の倉敷西はキャプテンで1番の木村がチームに勢いを与えます。三遊間を破るレフト前ヒットで出塁し、すかさず盗塁を決めます。しかし、流れを譲れない総社西のピッチャー小倉も気迫のピッチングで得点を与えません。倉敷西の木村は3回にもレフトオーバーのスリーベースヒットを打って得点のチャンスを作ります。しかし、後が続きません。すると、その裏、総社西の7番・小倉。左中間へのヒットで出塁すると8番・四元、9番・桑野が送りバントで2アウト3塁とします。1番・小原はランナーをホームへ返そうとしっかりと振りますがレフトフライに倒れ得点に結びつきませんでした。このあとは両投手が粘りのピッチングをします。倉敷西のピッチャー・井上、総社西のピッチャー・小倉が要所を抑え、スコアボードに0を並べます。ドラマは最終回に待っていました。7回裏、総社西の攻撃。1アウトで4番・陶山。倉敷西のショート・行成がファンブル。5番・中山が送りバントを決め2アウト2塁とします。迎えるバッターは6番・金丸。この試合、三振、センターフライトヒットはありません。お互いに決め手を欠く中一瞬のチャンスをものにした総社西が備南東地区予選で優勝を手にしました。




