倉敷市下津井地区で一人暮らしの高齢者を対象にした健康教室が開かれ、熱中症と夏バテ対策について理解を深めました。
健康教室は、高齢者福祉施設を運営する社会福祉法人しおかぜが、地域の高齢者の安全安心を図ろうと企画したものです。今回は、下津井地区で一人暮らしの70代から90代までの41人を招き、熱中症と夏バテ対策をテーマに開催しました。熱中症で救急搬送された人のおよそ半数が65歳以上の高齢者で、成人に比べて体内の水分が失われやすいこと、体温調節がうまくいかないことが原因といわれています。熱中症対策に有効な経口補(けいこうほ)水(すい)液(えき)の試飲を通じて、適度に塩分を補給することの重要性を説明し、急に暑くなった日や体調がすぐれないときは注意するよう呼びかけました。続いて、30品目以上の食材を使った夏バテ予防弁当を試食しました。肉、魚、野菜がバランスよくつかわれていて、見た目も鮮やかです。参加者は、食材の説明を受けながら、思い思いに味わっていました。主催した社会福祉法人しおかぜでは、今後も別のテーマで健康教室を開き、地域の高齢者がいきいきした生活を送れるよう、支えていきたいということです




