源平合戦ゆかりの寺として知られる倉敷市の藤戸寺で、沙羅の花が見ごろを迎え、観賞会が始まりました。
ナツツバキ=沙羅の花は、朝咲いて夕方には散ることから平家物語で命のはかなさを象徴する花として登場します。藤戸寺は源平藤戸合戦の戦没者の大法要を行った寺で、沙羅の花は、お寺の象徴の一つとして大切にされています。客殿の庭には10株があって、今見ごろを迎えています。沙羅の花を観る会は、花が見ごろを迎えるこの時期の恒例の観賞会で、今年は22日までの3日間行われます。初日は北村増栄住職により花供養が行われたほか、地元の吟詠グループにより詩吟が披露されました。客殿には源平藤戸合戦ゆかりの品々も展示されています。沙羅の花を観る会は、22日(日)までの午前8時半から午後4時までで、入場には花の供養代300円が必要です。21日は、倉敷市民吹奏楽団グリーンハーモニーの団員によるフルート演奏も行われます。




