倉敷市立連島北小学校の児童が、連島ゴボウの収穫と料理を体験する食育学習を行いました。
連島北小学校で行われた連島ゴボウの食育学習には、2・3・4年生の児童38人が参加しました。最初に、倉敷農業普及指導センターの岡千寿さんが、連島が産地になった理由や、種の大きさ、収穫する方法など、ゴボウに関する知識を教えました。今回の取り組みは、生活科、社会科の授業の一環で、地域の特産物などを知る機会にしようと、JA倉敷かさやの協力で、初めて開催されました。子どもたちは、連島ゴボウに関する質問を次々と投げかけ、興味津々です。続いて、ゴボウの収穫体験です。学校から歩いて20分のところにある奥山毅さんの圃場(西阿知町新田)で、今が収穫のピークという秋まきゴボウの抜き取りに挑戦です。ここのゴボウ畑は、土壌が泥交じりのため、やや身太りしたゴボウに育っています。スコップで土を掘ってから引き抜きますが、相当な力が必要で、子どもたちは悪戦苦闘していました。渾身の力で引き抜いたゴボウに、この表情です。児童38人で収穫したゴボウは、およそ200本。お土産として家に持ち帰るほか、翌日の学校給食にも使うそうです。学校に戻ると、今度はゴボウ料理に取り組みます。指導するのは、JA倉敷かさや連島女性部のみなさんです。きょうのメニューは2品。このうち連島大学ゴボウは、子どもたちにも人気のメニューです。まずゴボウを洗い、乱切りにしていきます。水を切った後、米粉をまぶして油で揚げます。 米粉だと片栗粉に比べてべたつきを抑えられるそうです。そして、砂糖、水、油、酢、塩を合わせた蜜を絡めると、完成です。ゴボウサラダと一緒に味わいます。ゴボウが嫌いな児童も、思わず箸が進みます。今回の食育学習を通して、子どもたちは連島ゴボウにどのような印象を持ったのでしょうか。連島北小学校では、今後も地域の農産物を通した学習の機会を設けることにしています。




