倉敷の総鎮守阿智神社の御神田で恒例のお田植祭が営まれました。
阿智神社の御田植祭は、平成16年(2004)から行われている年中行事です。今年は、倉敷市新田の国道2号バイパス新田交差点から南東へ500メートルのところに設けられた御神田で行われました。お田植祭では、まず、祭典が営まれ石村陽子宮司により清めの儀、耕作の儀などが執り行われ、田植えの無事と豊作を願いました。神事のあと、稲荷町、南町、老松町、川西町の4つの町内を中心に阿智神社の総代や世話人、敬神婦人会など50人あまりが早乙女やカラス、白丁(はくちょう)姿で御神田に入り、早苗を植えていきました。苗は、朝日米とむらさき米で参加者は、阿智神社の「田植え唄」に合わせて一株、一株、丁寧に植え付けていました。阿智神社の御神田に植えられた苗は、8月に青田刈りして、拝殿前の大しめ縄など正月準備に用いる稲わらとして利用するほか、むらさき米は、神饌に用いられることになっています。
【インタビュー】阿智神社総代会参与・松尾数穂さん




