総社市在住で文化勲章を受章した書家・高木聖鶴さんが、岡山県立美術館で開催中の作品展で、席上揮毫を披露しました。
県立美術館の屋内広場で開かれた高木聖鶴さんの席上揮毫には、２００人を超える書道ファンが詰めかけました。最初に軽妙なトークで会場を沸かせた後、揮毫を披露しました。万葉集、古今和歌集、齋藤茂吉、新千歳和歌集、三十六歌仙から６首を選び、鶴をあしらった高級和紙に筆を走らせました。高木さんは、９０歳とは思えないしなやかな筆さばきで観客を魅了しました。そして、会場を訪れていた赤ちゃんに、名前の書をプレゼントする粋な計らいもあり、会場は大いに盛り上がりました。席上揮毫は、高木さんの文化勲章受章を記念した特別展に合わせて開催されたもので、会場には、高木さんがこれまで手掛けた書の作品１０９点が披露されています。作品展は来月６日までで、２９日までの毎週日曜日には、ゲストの書家によるギャラリートークがあります。
