日本民芸協会の全国大会が13日から2日間倉敷美観地区一帯で開かれ、主に倉敷に息づく民芸について紹介しました。
日本民芸協会は思想家の柳宗悦の民芸思想を広めるために1934年に設立し、今年で設立80周年です。現在、全国におよそ1、700人の会員がいます。記念大会は実業家の大原孫三郎や総一郎が民芸の普及に尽力した倉敷で行われ、全国から焼き物や織物の作り手などおよそ140人が参加しました。参加者は大原美術館の工芸館や倉敷民芸館を訪れ、芹沢銈介や河井寛次郎など民芸が醸成されたきっかけとなった作家の作品を見学しました。さらに倉敷ガラスや備中和紙、堤窯など現在の岡山県の民芸を支えている地元の作り手の作品も展示、即売しました。全国大会では、日本民芸館の館長でプロダクトデザイナーの深澤直人さんによる記念講演も行われ、現在、若者世代に広がりつつある民芸の魅力を紹介しました。日本民芸協会の全国大会の話題は、8月に放送する地域密着番組「ぢもわだ倉敷」で詳しくお伝えします。




