今年度から、持続可能な開発のための教育「ESD」を導入する県立倉敷商業高校で、ESDへの理解を深める講演会が開かれました。
講演会は全校生徒950人が出席し、講師に、ESDに詳しい岡山大学大学院教育学研究科の柴川弘子さんを招いて開かれました。ESDとは、さまざまな社会の問題に対して、公正で豊かな社会をつくる「持続可能な開発」のための教育のことで、国連が2005年から推進しています。倉敷商業高校では、社会とのつながりを意識して、主体的に学び行動できる生徒の育成を図ろうと、倉敷市内の公立高校で初めてESDに取り組むことにしました。講演で柴川さんは、ESDについて解説したうえで、ビジネス教育を展開する商業高校にとってESDの教育は大きな可能性を持っていると指摘し、生徒たちに積極的な取り組みを期待しました。倉敷商業高校では、9月の文化祭のほか、11月に岡山市で開かれるESD世界大会でも、ESDに関する取り組みを展開していく考えです。




