玉野市議会は公共施設再編整備特別委員会を開き、市立図書館や文化センターを
市中心部の商業施設へ移転する計画を中心に話し合いました。
公共施設再編整備特別委員会は今月１６日に開かれた臨時会で複数の常任委員会にまたがる案件を集中的に審議するため設置されました。各会派の代表からなる委員６人と担当部署の職員や傍聴人などおよそ２０人が出席しました。今回提示された資料は玉野市宇野の天満屋ハピータウンメルカを運営する玉野街づくり株式会社と宇野港土地株式会社、それに株式会社天満屋ストアの３社連名で５月２日に提案されたリニューアル基本構想や総合文化センターのあり方を検討している会議の議事録などです。提案されている基本構想では天満屋ハピータウンメルカの２階フロアに図書館と公民館を配置し、１階に天満屋ストアが入る計画です。出席した委員からは、リニューアル提案書にある市の費用負担が妥当なのかどうか、また、商業施設内に小さい子どもたちも利用する図書館があることで弊害はないかなどの意見が出ました。一方で、図書館や文化センターの機能が市の中心商業施設へ移ることで相乗効果も見込めるのではないかという意見もありました。今回の委員会では移転する場合としない場合など、比較検討する基礎資料がなかったため、６月に開かれる２回目の文化センターあり方検討会の意見を待って７月３日に次回の特別委員会を開きます。
