倉敷市中島出身の漢学者三島中洲の功績を顕彰する「郷土の偉人・三島中洲展」が大橋家住宅で開催されました。
三島中洲は、備中松山藩の山田方谷のもとで陽明学を学んだ江戸時代末期から大正時代の漢学者です。
また、二松学舎大学の前身漢学塾二松学舎の創設者でもあります。
中洲の生誕地倉敷市中島の地元住民でつくる中島学区郷土を学ぶ会は、郷土の偉人の功績を伝えようと2008年から展示会を開いています。
7回目の今回は、会場を地元中島から倉敷市阿知の国重要文化財大橋家住宅に移しての開催となりました。
会場には、中洲の菩提寺である実際寺をはじめ地元住民が所有する掛け軸や、拓本など17点が展示され、漢詩や漢文に優れ明治の三大文宗と称された中洲の独特で味わい深い筆使いを紹介しています。
その他会場には、仏師・大橋渉さんと教室生による仏像彫刻や桑原専慶流による生け花作品も展示され、初夏の風情を醸し出していました。
「郷土の偉人・三島中洲展」は明日6月1日まで倉敷市阿知の大橋家住宅で開かれます。




