倉敷市は、2年ぶりの増額となった6月補正予算案を発表しました。
一般会計の補正額は、2億8900万円で、補正後の総額は、1731億3500万円と、前の年の同じ時期に比べて4・2%増えています。歳出では、子育て支援・産業振興の分野で新規事業を多く盛り込んでいます。保育士不足の問題を解消する取り組みでは、保育士資格を持つ人が復職できるよう、研修や情報交換の場を設ける事業に387万円。給食の配膳や清掃など保育以外の業務に従事する保育支援者を雇用するための費用に、1512万円を計上しました。産業分野では、児島地区の繊維産業について、技術伝承やブランド化、観光振興などの戦略プログラムを策定する事業に932万円。「(仮称)高梁川流域圏成長戦略ビジョン」の策定に向けて、流域エリアの経済動態調査などを行う費用に870万円を予算化しました。このほか、生活困窮者の就労支援などを行う自立相談支援センターの開設経費に2938万円、老朽化した倉敷運動公園野球場のスコアボードをLED化する費用に9800万円を盛り込んでいます。6月補正予算案は、6月6日開会の定例市議会に上程されます。




