今年が窯が開かれて140周年になる酒津焼の茶碗が、倉敷市内にある県立高校5校の茶道部に寄贈されました。
県立高校に茶碗を寄贈したのは酒津焼5代目の岡本研作さんです。岡山県庁を訪れた岡本さんは、門野八洲雄教育長に 茶道の練習用に使う数茶碗80碗の目録を手渡しました。明治2年に窯が開かれた酒津焼は、釉薬の色味の美しさが特徴です。伝統の焼き物を生徒達に親しんでもらえればと寄贈を思い立ったそうです。岡本さんは「140周年を迎えられたのも地域の皆さんが酒津焼を愛して頂いた賜物です」と挨拶し、次の世代を担う生徒達に使って欲しいと気持ちを伝えました。岡本さんは きょう贈った茶碗のほかに、後日、倉敷市内の私立高校2校にも和茶碗を届けることにしています。




