健康増進や病気予防を目的に倉敷市内の医療機関などが行っている講演会「わが街健康プロジェクト」が開催されました。
このプロジェクトは、団塊の世代が75歳以上になる2025年を前に、高齢化社会の現実と課題を共有し健康維持につなげようと、市内14の医療機関と倉敷市などが年4回の講演会などを行っています。3回目のこの日は、倉敷平成病院認知症疾患医療センターの湧谷陽介センター長などが講演をしました。湧谷さんは、「認知症の理解と予防」をテーマに、現在、65歳以上の認知症有病者は、462万人と多く認知症は「ありふれた病」であると紹介しました。また、「おしゃべりをしながらのウォーキングやグラウンドゴルフなどの交流のある運動が予防につながる」とし、「サポートする側も認知症を理解し地域との交流を大切にしながら手助けすることが大切」と話しました。この講演会は、連続で参加して知識をより深めてもらうことを目指していて、この日は、1回目から毎回参加しているおよそ80人に記念品の保険証袋が贈られました。次回の講演会は、8月29日(金)に体調不良のときの対処方法などをテーマに開催されます。




