「総社市の被災地訪問企画」の2回目です。総社市は宮城県仙台市と連携協定を結び、11日に行われた「仙台国際ハーフマラソン大会」に総社からは片岡聡一市長と中学生などが出場しています。市長の今回の参加と、合わせて行った被災地訪問の3日間にKCTが密着取材しました。その時の様子をシリーズでお伝えします。今回は宮城県石巻市訪問を中心にお送りします。
東北最大の都市、杜の都仙台。片岡市長は、マラソン大会の前日の5月10日、
1年ぶりにこの地を訪れました。初日の被災地訪問の最初は石巻市。仙台から車でおよそ1時間の距離です。東日本大震災で壊滅的な被害を受け、死者・行方不明者は3961人にのぼります。石巻市内は、落ち着きを取り戻しているようにも見えますが、いたるところに建物が流された跡が残っています。石巻市の亀山紘市長です。震災で両親を亡くした子どもたちを支援する「そうじゃ・宮城っこ基金」を通じて、総社市と絆を深めている自治体の一つです。片岡市長は義捐金10万円を亀山市長に贈りました。ここは、石巻市役所から車で15分ほどの場所にある開成地区です。仮設住宅が立ち並ぶエリアです。四畳半二間に風呂とトイレ。隣の部屋とはベニヤ板1枚隔てただけの狭い空間におよそ2000世帯が
暮らしています。石巻市では平成29年度までに3250戸の復興公営住宅を建設する予定ですが、計画は遅れ気味。仮設に暮らす人々は先の不安を抱えたままです。この日は、石巻市から南三陸町、気仙沼市まで足をのばし震災の爪跡を視察しました。震災から3年が経った今、復興はまだまだ進んでいないのが現状でした。




