源平合戦ゆかりの寺として知られる倉敷市の藤戸寺で19日、200年以上続く 先祖供養の法要「土砂加持法会(どしゃかじほうえ)」が、営まれました。
土砂加持法会は、清らかな砂の功徳の力によって先祖を供養する法要で、真言宗の最高の秘法です。藤戸寺では、この法要を 結衆寺院や縁故寺院の協力で200年以上前から続けています。藤戸寺の北村増栄住職が導師を務め、およそ40人の檀信徒とともに先祖を供養しました。旧暦21日のこの日はお大師様の縁日で、多くの参拝者が訪れ、一緒に手を合わせる姿も見られました。源平合戦ゆかりの寺として知られる藤戸寺には、平家物語に歌われている沙羅の花=ナツツバキが10株以上あって、毎年見頃となる6月中旬以降に客殿を開放し、沙羅の花を観る会を開いています。今年は6月20日から3日間の予定で、これまでのところ順調につぼみを付けています。




