倉敷民藝館が所蔵している初公開品などを展示する企画展「倉敷民藝館の新しい仲間たち」が、6月1日まで倉敷民藝館で開かれています。
倉敷民藝館がこの20年間に購入、寄贈を受けた作品のうち、初公開品を中心におよそ200点を展示しています。国内だけではなく、アジアやアフリカの国々など25ヵ国の民芸品です。ヤギの皮でつくったエチオピアのランチボックスやインドネシア・バリの織物など手間ひまかけた手仕事の魅力を伝えています。1860年頃に中国でつくられた胴巻は、細やかな刺繍がひときわ目に入ります。花嫁が花婿に嫁入りのときに贈っていた風習があって、刺繍が上手なほど立派な花嫁になると言われていたそうです。お金入れとしても使っていて、実用的です。国内のものでは、人間国宝芹沢銈介の型絵染の暖簾や倉敷民藝館の外村吉之介初代館長が残した直筆の文章なども、展示されています。倉敷民藝館の企画展「倉敷民藝館の新しい仲間たち」は、6月1日まで開かれています。




