倉敷市連島町矢柄の宝島寺で6日、釈迦の誕生を祝う大護摩供養が行われました。
貞観元年、いまから1150年前に理源大師によって開かれた真言宗のお寺・宝島寺では、毎年釈迦の誕生日にあたる旧暦の4月8日に護摩供養の祭りを開いています。10人の山伏と檀家や地域住民あわせて50人ほどが、寺の山頂にある山上院を目指して歩きました。連島の街並みを背に、片道15分の険しい道のりです。山上院は、もともと理源大師の修行場だったそうで、宝島寺発祥の地でもあります。到着した山伏たちは、釈子哲定住職の先導で般若心経を唱えました。そして、柴灯護摩供養がはじまりました。2mほどに積まれた護摩壇を前に、山伏が儀式を執り行い、松明を護摩壇に点火しました。すると一気に煙が舞い上がり、訪れた人たちは、煙を体に浴びるなどして、一年の無事を祈りました。




