ベトナムの文化や歴史を知って日本との平和的な友好関係を築こうと、初となる「日越、絆フォーラム」が倉敷市内で開かれました。
「日越、絆フォーラム」は、留学生が日本語を学ぶ倉敷外語学院が中心になって広く市民に呼びかけて開催されました。フォーラムは月に1回開催予定で、初回となる今回、倉敷外語学院の特別顧問で元ベトナム大使の阿曽村邦明さんを招き、「ベトナムの歴史と民族性」をテーマに話を聞きました。近年、ベトナムは日本から多くの企業が進出するなど結びつきが強くなっています。こうしたことから、ベトナムと友好関係を築くには歴史や文化を知り、価値観の共有が必要として、阿曽村さんは、箸を使って米や魚を食べることや中国からの影響を受けた仏教の思想があることなど、日本とベトナムが類似している点を説明しました。
また、植民地として1000年以上中国に支配されたが、経済発展には関係悪化ができないという複雑な感情についても触れ、東南アジア諸国でのベトナムの立場を伝えていました。「日越、絆フォーラム」の2回目は5月27日(火)に予定されていて、ベトナムと日本の関係などについてさらに詳しく学んでいきます。




