総社市の昭和公民館で山野草展が開かれ、地元の人たちが春の草花を楽しんでいました。
昭和地区山野草趣味の会などで作る実行委員会が主催した山野草展には１３人、２４７鉢の作品が展示されました。春の山野草は「イカリソウ」や「ヒトリシズカ」など白い花を基調にした可憐な花が多くあります。昭和地区の山野草展は素朴さや自然味あふれる作品が特徴ですが、この地区らしい珍しい山野草も展示されています。
「キビヒトリシズカ」は総社市の水内地区で見つかったといわれる種類で、ヒトリシズカと比べて葉がでこぼこしているのが特徴です。昭和地区山野草趣味の会の会長、関口昇さんの作品、「イワヒバ」は鉢に植えてから５０年以上経つ作品です。また、同じ「イワヤツデ」でも葉が丸い「丸葉」や、葉の一部が白や黄色になる「斑入り」など変化に富んでいます。会場には地元の人たちが次々に訪れ、趣味の会の会員が丹精した作品をじっくり楽しんでいました。
