倉敷市内３つの商工会議所は中国経済産業局の局長を招いて経済懇談会を開きました。
懇談会に出席した中国経済産業局の長尾正彦局長は最近の経済動向について触れ、やや景気は持ち直しの兆しがあるものの依然として雇用情勢も回復せず、企業にとっては厳しい状況が続いていると指摘しました。懇談会には倉敷市内の商工関係者や倉敷市の担当者など３０人が出席し中国地方の企業を取り巻く経済情勢について話を聞きました。出席者からは「中小企業にとって生き残りの具体策は」といった質問や、「政権が交代したことで地方のものづくり企業が今後、何を目指して企業運営をしていくべきなのか目標が見えにくい」といった意見が出されました。長尾局長は今後はアジア市場を意識した企業運営とＣＯ２対策を柱にすべきと提言し「ビジネスチャンスにつなげて欲しい」と話しました。
