倉敷市児島通生にある真言宗のお寺 般若院(はんにゃいん)で、弘法大師に感謝の誠をささげる催し「正御影供」がはじまりました。あわせて、およそ330年ぶりに本尊が修復されたのを記念し、特別開帳が行われました。
般若院の本殿では、正御影供のはじまりに合わせて、理趣三昧法会が行われました。近隣のお寺から僧侶21人が集まり、読経して、本尊の修復を祝いました。330年ぶりに修復された本尊「阿弥陀如来立像」は、奈良県東大寺の仁王門を製作したことで有名な仏師・快慶が、鎌倉時代に手掛けたものと伝えられている秘仏です。寄木造で、高さは79・5cm。倉敷市の文化財にも指定されています。法会の後には参拝者にも公開され、17年ぶりに開帳し、一段と輝きを増した本尊を前に手を合わせていました。本尊の特別開帳は、17日と20日の正午過ぎから午後4時の間にも行われます。20日は稚児行列やうどんの接待もあります。




