倉敷市児島下の町のジーンズメーカー・ベティスミスが、国産ジーンズの歴史と技術を紹介する資料館をプレオープンさせました。
「日本ジーンズ館」と銘打った資料館は、ベティスミス本社の斜め向かいにある加工工場だった建物の1階にオープンしました。およそ230㎡の室内には、半世紀にわたり製造されてきた国産ジーンズ50点以上が年代ごとに並んでいます。70年代に登場したベルボトムや80年代に流行したケミカルウォッシュなど、それぞれの時代背景を感じることができます。ボブソンやビッグジョンといった大手メーカーから提供された資料も展示していて、ポスターや写真など100点以上がそろっています。また、10年前まで洗い加工工場だったことを生かして、当時使っていた大型洗濯機や脱水機なども、そのまま展示していて、製造工程だけでなく国産ジーンズが誇る技術を体感することができます。この施設は、ベティスミスが運営するジーンズミュージアムが10周年を迎えるにあたり、国産デニムをより深く知ることができる展示施設を整備しようと企画されたものです。午前9時から午後5時まで開館していて無料で見ることができます。ベティスミスでは、今後展示品や資料を追加して、7月ごろをめどに本格的にオープンさせる予定です。




