総社市は、「信頼回復への挑戦」と銘打ち、前横浜市長で現衆議院議員の中田宏さんを講師に迎え、職員を対象にしたコンプライアンス研修を開きました。
3人の職員が逮捕、起訴された談合事件を受け、総社市は、失った信頼を取り戻すべく、コンプライアンス研修を開きました。今回の研修では、2003年7月の横浜市で起きた談合事件で、市職員、市会議員などが逮捕された経験をもつ前横浜市長の中田宏衆議院議員を講師に迎えました。中田さんは、公務員と民間との違いに触れ、競争の中、営業利益を上げることで組織の存続が決まる運命共同性の高い民間には、緊張感がある。その反面、公務員は緊張感が薄く、自らを律する仕組みを作っていかなければならない。と話しました。また、横浜市が談合事件後、信頼回復のために根本的に自らを厳しく律する制度改革に取り組み、窮地を乗り切っていったかなどの教訓を語りました。コンプライアンス研修には、市の幹部職員や新規採用職員など約120人が参加し、これからの総社市のあり方を真剣に考えていました。今回の研修を受け、片岡聡一市長は、「職員としての誇りをもって、市民のための職務にあたりましょう」と呼びかけました。




