倉敷の春の風物詩「倉敷八十八箇所霊場巡り」が行われました。
倉敷市の中心部、鶴形山から向山に点在する倉敷八十八箇所霊場は、四国霊場に倣って江戸時代後期に作られたミニ霊場です。倉敷八十八箇所霊場会では、毎年、春と秋の2回倉敷市阿知の真言宗のお寺観龍寺を発着点に約8キロの遍路道を歩く霊場巡りを行っています。天候に恵まれた今年の春の巡礼には、倉敷市内は、もとより総社、岡山市などから約80人が参加しました。朝八時半に集まった参加者は、準備体操のあと3つの班に分かれ、白衣に輪袈裟をかけた遍路姿の先達を道案内に八十八箇所の霊場を一つひとつ訪ねて行きました。山あり、町ありの変化に富んだ遍路道を歩きながら、巡礼者は、石仏が祀られたお堂の前で、静かに手を合わせていました。なお、次回の倉敷八十八箇所霊場巡りは、11月の第三土曜に行われる予定です。




