三井造船玉野事業所で建造されていた海上自衛隊の護衛艦が完成し、引き渡し式が行われました。
完成した護衛艦「ふゆづき」は排水量5100トン、 全長151メートル最大幅は18.3メートルです。
主にイージス艦を守る役割を担っていて、船の前方には62口径5インチ砲などの武器が装備されています。
平成23年から玉野事業所で製造が進められ建造費は726億円です。
引き渡し式には防衛省や三井造船の職員などおよそ550人が参加しました。
三井造船の田中孝雄社長から若宮健嗣防衛大臣政務官に引き渡し書が手渡されました。
続いて「ふゆづき」の乗組員が次々と乗船していき海上自衛隊の証となる旗が掲げられ護衛艦の完成を祝いました。
そして関係者や地域住民が見送る中、玉野事業所を出港しました。
今後「ふゆづき」は京都府舞鶴市にある基地を拠点にしおよそ220人の乗組員が訓練を行うことにしています。
なお三井造船玉野事業所での護衛艦の建造は17年ぶりです。




