倉敷七宝協会の設立30周年を記念した作品展が、倉敷公民館で開かれています。
会場には、倉敷七宝協会のメンバー7人が手掛けた67点の作品が並んでいます。七宝焼は、銅版に釉薬(うわぐすり)を塗っておよそ800度で焼き上げ、釉薬の色の変化で表現する工芸品です。銀線を使った作品には存在感が生まれ毛並みの質感や、植物の力強さなども表現できるそうです。また、アクリル画とコラボレーションしたものや、金属を組み合わせた現代工芸的な作品など、メンバーの個性があふれています。皿や壷などの立体作品は、表面を磨くことで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。倉敷七宝協会は設立まもなく、昭和後期の七宝ブームに乗って、100人あまりの会員がいた時もありますが、今は50代から90代の10人で、息の長い活動をしています。今回は30周年を記念して、ブローチやネックレスなど、七宝焼のアクセサリー作品も展示しています。倉敷七宝協会の作品展は、16日まで開かれています




