備中エリアとその周辺の歴史や文化などを学ぶ「備中倉敷学」の講演会が、開催100回目を迎えました。
開催100回目を迎えた「備中倉敷学」。今回のテーマは「新本の義民について」です。総社市教育委員会文化課主任の笹田健一さんが講師を務め、新本の地名の由来、一揆が起こった経緯などについて、1時間半にわたって解説しました。集まったおよそ60人は、メモを取りながら熱心に聞き入っていました。備中倉敷学は、大原美術館理事長の大原謙一郎氏、森田酒造社長の森田昭一郎氏をはじめ、倉敷の財界関係者や郷土史家が発起人となり結成された文化団体です。平成17年10月から毎月第二木曜日に講演会を開いていて、テーマは倉敷とその周辺の歴史や文化だけでなく、政治、産業、芸術など幅広く、その分野に詳しい有識者を講師に迎えています。聴講無料で、会員になると一般では見られない文化財などの見学ツアーにも参加できます。次回101回目の講演会は4月10日、岡山民俗学会の立石憲利さんを招き、備中地方の民話について講演します。




