倉敷本染手織会の作品展が17日から倉敷民藝館ではじまりました。
倉敷本染手織会は民芸運動を進めた倉敷民藝館の外村吉之介初代館長が、1953年に創設した倉敷本染手織研究所の卒業生で作る会です。卒業生はこれまでに300人以上にのぼり、代々受け継がれた手織の技術と民藝の思想を守った作品作りに励んでいます。作品展は年に一度開かれ、全国各地の卒業生がこの1年に作り上げたショールやマフラー、敷物などおよそ800点が並びました。出品されたものはいずれも美しさを備えた普段使う品で丁寧な仕事振りがうかがえる物ばかりです。訪れた人は木綿や絹などの自然素材をつむいだ糸を使い、丹念に手仕事で織り上げた作品を手にして、自然の風合いを感じ取っていました。倉敷本染手織会の作品展は今月23日(月)まで倉敷民藝館で開催されています。




