KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

小包による現金送付をさせるなどの特殊詐欺被害を未然に防いだとして、総社市の美袋郵便局に表彰状が贈られました。

総社警察署で表彰式が行われ、総社警察署管内金融機関防犯協力会の神崎良幸会長から窓口で対応をした美袋郵便局の職員本行佐千子さんと塩田正宏局長に感謝状と記念の盾が贈られました。２月１７日の午後４時ごろ、郵便局を訪れた８０代の女性が、電話番号の記載がなく、品名に「書籍」と書かれた小包を窓口で提出。対応をした本行さんが、相手の電話番号や送り先について聞いたところ曖昧な返答だったため不審に思い、塩田局長に報告しました。その後、局長が送付先について調べたところ、住所と送り先が異なっていたため詐欺と判断し、総社署に通報しました。中身は、およそ３００万円の現金で、連携した動きで詐欺を未然防止しました。本行さんは、去年１０月に開催された郵便局員を対象にした詐欺被害防止の訓練に参加していて、今回と同じ手口の詐欺についても学んでいました。

【インタビュー】美袋郵便局　本行佐千子さん

総社警察署の間野洋児署長は、感謝を伝え、「この経験をほかの職員にも伝え、これからの被害防止に役立ててほしい」と話しました。