華道・桑原専慶流の指導者で作る「流枝会」の研究発表会が倉敷市民会館で行われています。
会場には立花の作品20点が並んでいます立花は桑原専慶流が創流した1660年ごろに始まった、生け花の古典的な手法の1つです。「真・行・草」という3種類の基本形を忠実に守り、形を崩さずに生けているのが特徴です。2m近くある巨大な作品は倉敷市天城の大崎 太湖さんと、船穂町の小野 樹仙さんによる合作です。松を主役にスイセンやツバキなどの季節の花を合わせて力強い“行”の曲線を表現しています。また、訪れた人の目を一際惹きつけていたのが倉敷市連島町西之浦に住む梶房 龍雲さんの作品です。個性的なシャレ木を使い、自然の中にある風景をイメージして生けました。流枝会に所属するのは県内で活動する桑原専慶流の指導者たちです。立花の良さを多くの人に伝えるとともに現代の生け花にもそのノウハウを生かそうとおよそ50年研究を続けています。桑原専慶流 流枝会の研究発表会はあす、23日(日)まで行われています。




