アマチュア将棋の郷土最強を競う「山陽アマ名人戦」の3番勝負が、11日、倉敷市芸文館で行われました。連島北小6年の狩山幹生君が小学生として初めて挑みましたが、善戦およばずタイトル獲得とはなりませんでした。
故大山康晴15世名人の肝いりで、1990年から始まった「山陽アマ名人戦」。24期目のタイトル戦3番勝負は、倉敷市芸文館藤花荘で午前9時過ぎから行われました。23期名人で津山市の川口剛さん48歳に挑戦したのは、倉敷市立連島北小学校6年狩山幹生くん12歳。小学生が挑戦者となったのは、今期が初めてのことで、アマ歴40年の川口さんと小学2年から将棋を始めてわずか4年足らずの狩山君との対戦に注目が集まりました。対局は、持ち時間40分の30秒指しで行われました。第一局は、先手の川口さんが、筋違い角と棒銀の戦法をとり97手で作戦勝ちしました。続く第二局では、先手の狩山君が、腰掛け銀の戦法で、果敢に仕掛けましたが、ベテラン川口さんのリードに攻めあぐね、132手で敗れ、川口さんが2連勝でタイトルを防衛しました。なお、防衛に成功した川口剛さんは史上最多タイに並ぶ通算4回目のタイトル獲得の栄冠に輝きました。
【インタビュー】防衛を果たした・川口剛さん
【インタビュー】挑戦者・狩山幹生くん




