宇宙についての実験を通して科学への関心を高めてもらおうという「コズミックカレッジ」が1日、倉敷科学センターで行われました。
コズミックカレッジは宇宙航空研究開発機構「JAXA」が主催する特別授業で、倉敷科学センターでは毎年行われています。今回は県内の小中学生23人が参加し、「大気の科学」、「真空実験」、「ロケットのしくみ」という3つのテーマで実験を行いました。このうち、真空実験では子どもたちが容器の中にある空気を抜いて宇宙空間と同じ状況を作る実験に挑戦しました。容器の中にマシュマロを入れて空気を抜いていくと、マシュマロがみるみる膨らんで、通常の倍ほどの大きさになりました。これは真空状態に近づくと圧力が下がり、マシュマロの中に含まれる空気が膨張して起こるものでスナック菓子や風船でも同じ現象が起こります。子どもたちは実験を通して宇宙の不思議に触れていました。コズミックカレッジは次回は6月に、小学校低学年を対象に行われます。




