倉敷市災害ボランティアコーディネーター連絡会は、7日(土)一泊二日の日程で万が一の災害に対する備えや復旧のためのノウハウと、避難所での過ごし方を学ぶ体験講習会を開きました。
講習会は、「倉敷市少年自然の家」のクラフト棟を災害避難所に見たてて行われました。集まったのは、倉敷市災害ボランティアコーディネーター連絡会の会員や一般市民など約30人です。講習会では、災害時に被災者やボランティアなどへの情報提供や援助活動を行っているNPО法人広島RBのメンバーが講師を務めました。参加者は、水害で水を含んだ濡れ畳が通常の何倍も重たくなっていることや重い濡れ畳をどのようにして運びだすか復旧活動の方法や、ボランティアをしようと集まった人々にいかに効率よく作業してもらうかなどコーディネートの仕方などを学びました。また、実際に土嚢を作って人から人へとスムーズに手渡しながら運ぶ方法や一輪車で運ぶ方法を体験しました。さらに、避難所での生活がどんなものであるかを知るため、災害時に緊急炊き出しを行う、「ハイゼックス」別名猫袋と呼ばれる炊飯袋でごはんを炊いたり、避難所で使われる寝床マットで寝る体験も行われました。なお、猫袋は、高密度ポリエチレン製の袋で、洗ったお米と水を入れて空気を抜いてキッチリ口を結び、沸騰したお湯に約30分入れておくだけでご飯が炊き上がります。参加者は、猫袋で炊いたご飯にカレーをかけて食べて、避難所生活の一端を味わっていました。




