玉野市内の複合ビルで大規模な消防訓練が行われ、入居者と消防署が連携を確かめました。
消防訓練は玉野市築港の産業振興ビルで行われ、ビルの入居者と消防署員およそ60人が参加しました。建物内で出火したという想定で、まず、入居者が火災を発見してから屋外に避難するまでの動きを確認しました。産業振興ビルの入居者でつくる自衛消防隊は、119番通報後、防火シャッターを作動させ、避難誘導と初期消火を実施。手際よく、役割に従って行動していました。駆けつけた消防署員は、入居者の情報に基づいてけが人を救出。自衛消防隊とともに消火にあたりました。訓練に参加した玉野消防署の前田洋一署長は、「複合ビルなどでの火災は、初期対応や消防署への状況の報告など自衛消防隊の活動が被害を食い止めるために重要になってきます。そのため、万が一に備えて日ごろから心がけてほしい」と話していました。複合ビルでの消防訓練は、秋の火災予防運動期間中の行事として、毎年、実施されています。




