倉敷観光の印象アップに役立ててもらおうと、大原美術館では、地元のホテルや旅館スタッフ、観光行政関係者を対象にした館内説明会を初めて開きました。
日本最初の西洋美術館、大原美術館の魅力をより深く知ってもらおうと、今回初めて開かれた説明会には、倉敷国際ホテル、吉井旅館、倉敷市観光課など地元の宿泊・観光関係者27人が参加しました。説明会では、実業家・大原孫三郎と画家・児島虎次郎の二人によって作り上げられた大原美術館の歴史や理念をひも解いたほか、展示作品などの解説が行われました。閉館後の美術館を貸し切って行われた学芸員による作品解説では、虎次郎が、「日本の芸術界のために買わせてくれ」と最初に孫三郎へ懇願したアマン・ジャンの「髪」をはじめ、マティスやモネなど虎次郎が収集してきたヨーロッパの絵画作品にまつわるエピソードや秘話などが 話されました。大原美術館の魅力を深く知ることができる宿泊・観光関係者向けの説明会は、2月6日にも予定されています。




