倉敷市で建てられた優れた建築物に贈られる第11回建築文化賞の受賞式が行われ、3件が表彰されました。
今回の建築文化賞は、平成20年の4月から平成25年3月末までに完成した建築物が対象で、合計15件の応募がありました。
審査は、一般建築物部門と住宅部門に分かれ、町並みとの調和がとれているかどうかを基準に行われました。
一般建築物部門では、倉敷市寿町の「アリオ倉敷」と、倉敷市酒津の「水辺のカフェ三宅商店酒津」が奨励賞に選ばれました。
「アリオ倉敷」は、チボリ公園の開園時からある樹木を残し、隣接する公園との境界を感じさせない空間作りが評価されました。
「三宅商店」は、古い建物を再利用し、既存の景観を最大限に活かしていることが支持されました。
また、住宅部門では、居住者の安心を確保しつつも開放的な空間を提供している点が評価された住宅が奨励賞を受賞しました。
一般建築物部門と住宅部門ともに、最優秀賞、優秀賞の該当はありませんでした。
なお、倉敷市役所1階の展示場では、今回受賞した建築物のほか、応募全ての建築物や、第5回から10回までの最優秀賞、優秀賞に輝いた建築物のパネル展が今月10日まで行われています。




