会場には2人の作家による作品25点が展示されています。
洋画家の岡本悍久さんは描いた絵そのものが、時間の経過とともに変化し、消えていく「消滅アート」作品を中心に展示しました。
描かれた絵が消えるまでの経過を楽しんでもらおうと新たな試みとして白い液体が浮かびあがっている様子を版画にし、展示しました。
タイトルには描いてからの経過時間が記され時間とともに変わっていく作品の表情を見ることができます。
もう一人の作家久山淑夫さんは木を使った作品を披露しました。
久山さんは岡山市で建築業の傍ら、廃材などを利用してアート作品と取り組んでいます。
カシの木などを材料にチェーンソーを使って作品を制作しています。
東日本大震災の被害による悲しみなどを訴える作品など一つ一つの作品にメッセージが込められています。
今回の作品展は個性の違う作家同士でギャラリーの空間を彩ろうと岡本さんの呼びかけで初めて行われました。
2人は今回の展示を皮切りに今後も合同での作品展を続けていきたいということです。
作品展は今月19日までギャラリー倉敷で行われています。




