倉敷本染手織会の作品展が倉敷民藝館で始まり大勢の人で賑わいを見せています。
倉敷本染手織会は倉敷民藝館の外村吉之介・初代館長が作った民藝思想を持った染色作家育成機関倉敷本染手織研究会の卒業生でつくる会で今回は会員のうちのおよそ30人が作品を並べました。並んでいるのはマフラーやストールなど、日常使いのものばかりです。倉敷本染手織会のメンバーが素材の麻や綿、絹などを染めて作ったもので作品からは温かみが感じられます。作家たちは使っていくうちにより美しさが増していく用の美を常に追求していて飽きることなくずっと使ってもらうため今も昔も変わらぬデザインで制作しています。訪れる人の中には10年前に購入した作品と同じものを求めてくる人もいるそうでこうしたことに作家の一人は一層、制作意欲が増すと話していました。展示初日、飽きのこない美しさをもった品を求めて大勢の人が会場を訪れ作品を手に取って品定めしていました。倉敷本染手織会の作品展は24日(日)まで倉敷民藝館で開かれています。




