働くことを通じて、社会の仕組みを学ぶイベント「キッズビジネスタウンたまの」が9日、玉野市立玉野商業高校で開かれました
玉野市立玉野商業高校がこの日、子どもたちの町に変身しました。(いらっしゃいませ~)今回は、玉野市内の小学3年生から6年生までの330人が、屋台や大工、病院やコンビニなど、さまざまな仕事に挑戦しました。「キッズビジネスタウンたまの」では、次のような仕組みで、玉野商業高校の中にある仮想の街「たまのの市」を運営します。まず子どもたちは、どの仕事を体験したいか、ハローワークで相談します。23種類の職業が用意されていて、求人を出しているものから好きなものを選びます。仕事が決まると、職場に出勤です。こちらは、焼きそばなどを販売する屋台です。お客さん相手の商売だけに、あいさつの練習もしっかり行います。注文がきたら、手際よく作ります。子どもたちは真剣な表情です。続いて、消防署。先輩消防士の号令に続いて、ビシッと敬礼を決めます。消火訓練にも挑戦しました。うまく放水できるでしょうか。こちらは、テレビ局です。子どもたちはニュース番組のキャスターになりきります。倉敷ケーブルテレビも技術協力していて、子どもたちが出演する番組は、体育館のテレビで生放送されました。さて、所定の職場で40分間働いた子どもたちは、銀行で給料を受け取ります。これは現金ではなく「たまのの市」だけで使える通貨です。また、受け取った給料の一部は、所得税として税務署に納めます。今回は、給料の6・7%を徴収しました。そして、手元に残った給料を使って、食べたり遊んだり。うまくやりくりして消費することも、重要な学習です。忘れてはいけないのが、小学生をサポートした玉野商業高校の2年生と3年生およそ300人です。これまで学んできた専門知識を活かしながら、働く楽しさや喜びを感じてもらえるよう、子どもたちにアドバイスしていました。




