琴、尺八、三味線の3つの邦楽による「三曲演奏会」が10日(日)、総社市民会館で開かれました。
この演奏会は琴や尺八、三味線の奏者でつくる総社三曲協会が家族や地元の人たちに日頃の練習の成果を披露するため総社市文化協会と協力して毎年開いています。今年は6歳から80代までの会員、47人が舞台に立ち、京都のさわやかな春の情景を表現した『新緑の嵐山』や男女の恋模様を描いた古曲、『新青柳』など、11曲を演奏しました。中でも注目を集めていたのが語りと三曲の音色による、青森県に伝わる昔話『三枚のお札』です。軽妙な語りと独特の雰囲気をかもし出す演奏が観客を民話の世界へといざなっていました。36年前に結成した総社三曲協会は今後、若手の育成に力を入れ、邦楽の普及に繋げていきたいということです。




